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 小滝四ツ廻(こたきよつまわり) の運河跡
 種別  文化
所在地  長野県下水内郡栄村小滝 北緯/  東経/
 アクセス  栄村役場から小滝公民館まで車で17分
 +大免沢(運河を遠望できる)まで徒歩約20分+運河跡まで徒歩約15分 
 

連絡先  栄村役場 観光係   ℡025-767-2202
 (秋山支所)
栄村秋山郷観光協会   ℡0269-87-3333
江戸時代、幕府は信越天領米の輸送や飢餓の時の救援物資の輸送など、千曲川における通船の利用価値に期待を寄せていました。当時の物流において、船が果たす役割は大きなものでしたが、市河谷にある四ツ廻りの小滝など船の難所も多く、通船の計画はなかなか実現しませんでした。
文政11年(1828)、善光寺町(現・長野県長野市)に住む商人・小野厚連が掘削を出願し、同年には工事が開始されます。厚連は、江戸から石割りのできる黒鍬者(技術者)を呼び寄せたそうですが、川の中の大きな石を砕くのは難工事だったようです。途中の中断はあったものの、10年後の天保9年(1838)に岩石堀割普請が完成し、信州西大滝から越後岨滝地先にある割野新田までの荷船乗船見分が行われたといいます。
積荷は、下りの船では絞りたばこや胡麻油、糊入紙や木綿布など、上りの船では五泉茶や村上茶、塩や海産物や魚類、瀬戸物類などであったと記録が残っています。弘化4年(1847)、善光寺地震で千曲川は川筋が変わり、堀割は使用できなくなりました。しかしその後復旧工事が行われ、千曲川・信濃川での通船は続いたとされます。
四ツ廻りの河原では、掘割斜面に上り船を押すための足掛け穴が連なって掘られてあり、さらに現本流との交差付近には、楔孔が十字状に開けられた円礫もあります。また、魚沼層群のうちの凝灰円礫岩層が掘り窪められた運河状の堀割が確認でき、地質環境と近世経済史の交差を見ることができます。
 
 


                                     
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